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わたしはこうして糖尿病患者を救っている
舘 一男
主婦と生活社 刊
発売日 2007-03
少し違う治療法を提唱しています。 2007-05-28
現在なされている糖尿病治療と少し違う治療法を提示していますが、興味深く読むことができます。次のようなことがわかります。
1 空腹時の時は肝臓で蛋白質や脂質からブドウ糖がつくられる。これが糖新生である。これがために人間はしばらく食べなくても低血糖にならない。インスリンはこの糖新生を抑制する。糖尿病患者はインスリンが不足しているために糖新生が活発になり空腹時血糖が高くなる。糖新生は蛋白質や脂質からブドウ糖をつくっているのだから、糖新生が活発だとやせることになる。糖尿病患者がたくさん食べてもやせていくのはこのためである。
2 余ったブドウ糖はグリコーゲンになるが、グリコーゲンが十分できると中性脂肪になる。炭水化物の取りすぎが肥満をもたらすのはこれがためである。
3 不適切なインスリン投与によって空腹時低血糖と食後高血糖を繰り返し、血糖値の変動幅が大きくなると糖尿病性網膜症の進行が速くなる。
4 血液の血糖が高いと血管壁にしみこみ、血管壁の蛋白質に化学変化を起こし活性酸素を発生させる。これがために全身の血管に障害が起こる。
5 グリコアルブミン(glycated albumin)は2週間から1ヶ月の血糖の状況を示す。HbA1cより早く大きく変動する。基準値は11〜16%である。
1.5AG(1.5-Anhydro-D-glucitol)は尿糖が増加すると排泄が増加し、血液中の量が減少する。血糖の非常に鋭敏な指標である。基準値は14μg/dL以上である。
6 糖尿病の早期では空腹時血糖は正常だが、食後血糖が高いことが少なくない。空腹時血糖だけを測定していたのでは糖尿病の早期発見が遅れる。
過激だけど同感 2007-05-23
わたしの夫は糖尿病の予備軍。でも本人には危機感がありません。で、わたしがこの本を買い、夫に有無を言わさず読ませました。血糖値の測定器も買って来させました。本を読むと合併症の怖さがわかりますよ。眼科医の先生だから説得力があります。それと糖尿病自体の怖さも。なんで糖尿病が怖い病気なのか、いままで本当には知らなかった気がします。
それにしてもこの先生、勇気があります。なんか凄い。ちょっと感動しています。
正体を確認して対処する 2007-03-12
母が糖尿病のため、家族揃っていろいろ努力していました。万歩計つけて歩かせたり、食事もカロリーの低いものを食べさせたりと、窮屈に生活させていました。私自身もたいへん窮屈でした。医師に指示されることをがんばってできる日もありますが、「もういいや」とあきらめたくなる日もありました。彼女が甘いジュースをこっそり飲んでるのを見つけてさんざん怒ったこともあります。でもこの本を読んで、糖尿病を誤解していたことがわかりました。糖尿病の正体を誤解していたことも分かりました。誤解のうえに立って努力していたため、いままでしてきたことがばかばかしくなったことも確かです。たいへん分かりやすく書かれていて、糖尿病に苦しんでいる方、その家族の方たちに、是非、読んでいただきたいとレビューを書きました。
出版社からのコメント
「日本で、一般的に行われている糖尿病治療は、治療と呼べるレ
ベルに達していない。これほど多くの患者さんが糖尿病の合併症に苦しんでいる
のが何よりの証明だ」「糖尿病は適切な治療を行えば、必ず改善できる病気
だ」。眼科医である著者はこの2点を明らかにすべく筆をとりました。
著者が専門外の糖尿病に取り組むことになったきっかけは合併症の糖尿病網膜
症で苦しむ人の多さでした。「なぜ、こんなに糖尿病を悪化させてしまう人が後
をたたないのだろう?」それから12年、眼科と平行して糖尿病の治療に携わ
り、約7000人の糖尿病患者を救ってきました。
著者の糖尿病治療の基本は「患者が名医になる」こと。著者が実践している
3か月で血糖値をコントロールする方法も患者への優しさに溢れています。
著者は糖尿病歴の長いアントニオ猪木氏の主治医でもあります。その猪木氏も
本の帯で「この本には糖尿病を克服して楽しく生きるためのメッセージがあ
る。」と推薦の辞を寄せてくれています。
本書は手をこまねいて患者の病気を悪化させる一方の医者の怠慢を含め現在の
糖尿病治療に大きな一石を投じています。もちろん問題提起だけではなく
糖尿病で苦しむ患者さんに勇気と希望を与える愛に溢れた一冊となっています。
とっても興味深い本です。
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